2010年 07月 14日
丸山 輝代毅 & TRIUMPH TR6R(2010 0613) |


Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?

中学生の頃、家の前にずーっと捨ててあった初代TZR250。
学習塾行く途中に置いてあった後方排気のTZR250。
映画『アキラ』の最初のほうで追っかけられてるクラウンのチンピラ。
90年代の『ミスター・バイク』
★ 2 ★
750Fでボォーと加速した際に俺もボォーとなってしまったこと。
トラでブロロロと加速した際に自分もブロロロとなってしまったこと。
擬音の一部になってしまった感じ?
★ 3 ★
バイク売りたい人がいたので良かれと思って買いたい人を探して取りもったが、後から「値段上げられた」だの「調子悪い」だの「金払いが悪い」だのの文句を電話でお互いから愚痴られたこと。
気の合う仲間同士で「バイクのチームを作ろう!」となり、皆で名前を考えてTシャツも作られた。
でも初会合に着ていったら、着てたのは自分ひとり……。
「なに張り切っちゃってんの? あなた」みたいな空気の中で「えっ」て言いながらキョロキョロするしかなかった。
家に帰った後も体操座りでしばらく「えっ」って言ってた。
昭和通りで、まだ当時はにかみ合うくらいの仲だった友人のペケエス650に後から思い切り体当たりしてしまった。
鉄の塊が追突したにも関わらず、その人の固いケツのおかげでペケエスはゴッグのようになんともなかったが、しばらくしてからその人のケツにはできものができた。
自分のトラは、ライトレンズが粉々になってシャーッと地面に飛び散った。
しばらく道ばたに体操座りし、クルマがガラスを踏んで小粒にして広範囲にバランスよく広げていく様を眺めた。
ルーカスは粉々になってもきらびやかなのでウットリし、しんしんと泣いた。
この撮影中にバイクをコかしたこと。
★ ★ ★
「そこ入ったところの商店街にガレージ借りてるんですけど見てみますか?」
しかも「元八百屋」というチャーミングな物件らしい。
これは是非とも査察したい。
程よく道幅が狭く、程よく人通りの少ない商店街。
「ここですよ」
降りたシャッターから元八百屋感が漂っている。
しかし丸山君のガレージは、中にバイクを入れて横に立ったり座ったりしてもらって後ろに工具箱が見え隠れしたりしつつ撮ったりする気にはまったくならない妖気を放っていた。
ちょっと防空壕っぽくもある。
そしてカマドウマが出そうな雰囲気もある。
これぞシャレオツなガレージライフへのアンチテーゼだ!
と思ったのだが、今回の撮影で絡めるのはパスしとこ(冷静)
ほんじゃ、モロに商店街って感じで撮りましょう。
ってことで程よく狭い商店街の道をふさぐようにして、トラにまたがる丸山君。
背が高いので足はベッタリ。
揺るぎない安定感。
ほんじゃちょっとバックしてください。
かなんか言ってトラを動かしてもらった一瞬の出来事だった。
カメラに向かってトラがゆっくり倒れてきたのである。
で、こういった場面では、商店街に丸山君の「んあ〜〜〜ッ!という叫び声が響き渡りそうなものなのだが丸山君は無言だった。
そして即座にトラを引き起こし、少しだけ「やっちまった……」的な顔になりながら再びトラにまたがった。
その横を目撃者のオバちゃんが何事もなかったかのようにチャリンコでスリ抜けていく。
元八百屋の前でクールなドラマが展開していた。
そして無情にもカメラはその決定的瞬間を捉えていた(写真は僕のお宝画像博物館に直行)
撮影後、メールのヤリトリをしながら僕は思い出していた。
丸山 輝代毅?
この名前には見覚えがある。
それは僕がミスター・バイクの編集部員だった頃に見た1枚のプレゼント応募ハガキだった気がする。
ポシャっちゃった幻の映画『非合法大陸』の読者エキストラへの応募ハガキだったかもしれない。
僕は読者ページも担当していたのだが、今でもその常連投稿者の名前とか書いてある字の雰囲気とか使っていた封筒とかを結構覚えている。
丸山君の名前は縦書きでデカい字だった。
と、記憶している。
違うかもしんないけど。
「なんか落ち着いちゃいましたよね」
丸山君は当時と今の僕の原稿の芸風について鋭くメスを入れてきた。
そう?
そんなことないよ。
キンタマ〜ッ!←当時もそんな芸風じゃなかった気が。



by hoya3104
| 2010-07-14 10:29
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