君はバイクに乗るだろう VOL.29 |
約束の時間には少し早い。
そんな時は野球観戦だ!
つって野球がすぐ見られることは平日だとまずないし週末でもそうそうないんだけど、その日曜日はラッキーだった。
道路の向こうにある野球場に向かう。
何面かのグラウンドで何試合かが熱戦中である。
青年野球も中年野球もやってたけど、やっぱり少年野球だな。
グラウンドでは小学校4〜6年生くらいの野球小僧どもが走り回っている。
狭いバックネット裏には選手達のお父さんお母さん及び控え選手が陣取っている。
特等席だ。
俺も入れてよ。
と、選手の親戚のオッサンみたいなフリして入ると、激しくシャウトしているオッサンが気になったのでその真後ろで見ることにした。
オッサンはユニホーム姿である。
絶叫メッセージのひとつ一つが指示めいているので、たぶん一塁側のチームの監督じゃないかと思うのだがオッサンはスタンドから戦況を見つめている。
試合内容はズバリ言って「つたない」
センターがフライを落球した。
「下がれ!」と指示されてるのに聞こえてないのか定位置のままのレフトの頭上を大飛球が超えていく。
ショートのエラーで出塁したランナーがソッコーで盗塁した。
と思ったらキャッチャーの悪送球でアッつー間にサードまで到達。
もう、つたなさ満開である。
でもそのつたなさが、期待を裏切らないというか少年っぽくてたまらなく面白い。
そして監督らしきオッサンはエラーの度にこう叫んでいた。
「切り換えろ切り換えろーッ!」
切り換えてばかり。
切り換え指令が多すぎ。
ということで僕も切り換えてツイッター始めました。
レディース & ジェントルメン & ザス!
いつも。
ときどき。
今日初めて。
すべてひっくるめて、読んでいただきありがとうございます。
ツイッターのシステムがイマイチ分かってない僕ですが、今後は監督のシャウトのようにつぶやきますんでよろしくお願いしゃ〜す。 (総合司会・坂下 浩康)