DAMISCH 陽 & kawasaki ZEPHYR750RS(2010 0517) |


Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?

MOTORHEAD、John Jett
MADMAX、Brack Rain & 松田 優作全作品
プレデター、ブレード、アキラ
爆裂都市、狂い咲きサンダーロード、ロッカーズ
KILL BILLをはじめとするタランティーノ全作品
旧ザク、グレートムタ 、ブラックエンジェルスの松田 鏡二
V for VendettaのV、ロードウォリアーズ
toyboxのgauzeのシンさん
DISCHARGE、BAD RELIGION、Bad Brains
エースキラー、狼、蜘蛛、黒豹、蠍、龍
シド・ビシャス
全パンク & ロックミュージック & レベルミュージック
そして俺の友達。
これが1番!
★ 2 ★
最初の北海道 & 高知のツーリング。
そして2回目の北海道ツーリングの帰り道の青森から東京まで。
この時、台風が北上してて、栃木の手前くらいですれ違った。
しかも夜中に。
トラックの運ちゃん達も危険を感じてSAに避難してたくらいなのに、俺達走ったよ、青森から東京まで。
真夏なのに寒くて震えて仕方なかったからSAでお茶を身体にかけた。
本当、死ぬかと思った。
……でも最悪も度を超すとサイコーになる。
だから良い思い出です、ははははは。
カナダのモントリオールの市内を走った時、途中から間違えて市内のド真ん中を思いっきり逆走したこと。
……そして、おねーちゃん達との情事かなぁ、ははははは。
★ 3 ★
12時間くらい酒飲んだ後に環七で転倒して、バイク起こしたら、フロントフォークが真っ二つに折れててチョッパーになってたこと。
ガススタでの立ちゴケ。
富山の山中で野ウサギをひいたこと。
足かなんかをひいたみたいだけどまったく気付かなくて、後を走ってた友達に休憩所でそう言われて、動揺してメット落としてシールド割った。
★ ★ ★
「カギなくしちゃいまして……」から始まって3ヶ月。
YOさんとは撮影のタイミングがまったく合わないでいた。
その間YOさんは、「ボーカル & ギターのYO」として20年続けた自分のバンド『D.S.B』のラストライヴを迎えたり、それに伴い海外から遊びにきた外人パンクスを五反田の爆安居酒屋に連れて行ったり、解散を惜しむ後輩パンクスと夜な夜な飲んだりしていたようなのだが、その間隙を縫って、連休は四国ツーリングに行ったりもしていた。
連休明けにメールを入れると、「日曜日なら昼過ぎまで空いてます」との返事。
しかし深夜になって「今から飲み会で……」という不吉なメールが舞い込み、予想通り日曜日の撮影は2日酔いで順延になった。
つーことでその翌日の月曜日。
「もう逃がさないぜ!」とばかりに僕はYOさんの住む街に乗り込んだ。
iPodで音楽を聴きつつ携帯でメールを打ちつつ自転車をこいでいる登校拒否の高校生っぽい少年に轢かれかけながら指定の場所に向かう。
YOさんは「どうしてもココで撮りたい!」とある場所を指定してきたのである。
指定の場所は「ゴリラ公園」というらしい。
なんでも公園のど真ん中にゴリラがいるのだという。
おもしれーじゃねえのよ!
撮ってやろうじゃねえのよ!
高架下の公園に着くと、1匹のゴリラが時計の支柱を折り曲げながら立っていた。
公園はBMX用の凸凹コースになっていて、市の職員なのか委託された民間業者なのか分からないけどオジさんが数名、水をまいたり土をならしたりしている。
しかしバイクは入ることが出来ないのでアッサリ却下。
界隈をロケハンしてYOさんに連絡を入れた。
「えーーっ!? バイク入れない?」
やって来たYOさんは執拗なまでにゴリラにこだわっている。
そして異常に残念がっている。
ゴリラとのフォトセッションに未練たらたらである。
ここまでこのパンクスを駆り立てるものは何なのか?
それはゴリラ以外の何物でもないのだが、小学校が終わる時間になってもゴリラ公園は人影もまばらで、イマイチ市民には愛されていない感じだった。
このゴリラは意外と切ないポジションにいるのかもしれない。
原型をとどめていないゼファーはYOさん曰く「Z1でもZ2でもないからZ3」
その決めつけ。断言。自己申告。
「俺の中では」に殉じる姿勢。
ちっちゃくてもいいから、バイクってそんな感じが欲しい。
背中にはギターケース。
わざわざこの撮影のためにギターまで用意してくれたのか!
と感激していると中から出てきたのはギターじゃなくて刀(模造)だった。
「そ……それを何に?(笑)」
「いや、要るかなと思って」(アッサリ)
要るのかよ?
YOさん的には要るのだ。
リアシートにはデッカいバッグがくくり付けられている。
そういや連休は四国までツーリングしたって言ってたな。
僕はてっきりそのバッグはその名残というか、中の荷物だけ出してそのまま付けてるんだろう、と思ったのだがそうではなく、中には謎のお面、冬仕様のジャケット、各種サングラス、スニーカー等、撮影用の小道具が詰め込まれているのだった。
この男は宝庫である。
宝庫のためにいいステージがあったので、お面、刀(模造)、ジャケットのフル装備で立ってもらった。
抜く。
振りかざす。
斬りつける。
もはやそれは撮影ではなく、YOさんのLIVEなのであった。




