橋口 学 & kawasaki 900SUPER FOUR(2010 0515) |


Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?

『バリバリ伝説』とモトチャンプ。
子供ながらに見て憧れました。
★ 2 ★
免許取って初めて買ったZ1の納車の帰り道。
恐る恐る帰りましたが、あの緊張感が新鮮で心地よかったです。
★ 3 ★
Z1納車後すぐにタンクをへこましてしまったこと。
しかもタチゴケ……。
★ ★ ★
ベイ・オブ・東京。
東京湾バックでしょ、葛西臨海公園に来たら。
と思って駅から歩き出すこと10数分。
スケボーの練習してる人。
ジョギングしている人。
チャリダーつったら怒るんだろうなあ、ってカッコで激しく自転車こいでる人。
釣り人。
チャリンコの上でイヤホンで何かを聴きながらドラムスティックでハンドルを叩いている人。
その中で僕は、岸壁エリアにバイクが入れなさげなことを知った人。
橋口君に電話をかける。
「あー、あのへんですね。突き当たり曲がったトコ。ウチのすぐ近くですね。5分10分で行きますよ!」
チャリンコの上でイヤホンで何かを聴きながらドラムスティックでハンドルを叩いている人とは目を合わせないようにしながら道端に座って待っていると、5分10分どころか3分もたたないうちに1台のバイクがやって来た。
早っ!
正面からパッと見てすぐにZって分かんないけど輪郭でなんとなーくZっぽいと思ったので、大きく手を振ったのだが無視された。
でも僕の目の前の安全地帯で止まって「ん?」みたいな雰囲気。
Zじゃん。
橋口君でしょ。
近づこうとすると、「バオボーン!」つって行っちゃった。
え? なんで?
と思ったのだが少しホッとしてもいた。
そのジャケットはちょっと……って感じだったから。
しかしこのタイミングで、この街外れの何もない場所にZが来るだろうか……?
いろいろ考えた。
まず、あの字がいっぱい書いてあるジャケットを脱いでもらいたいところである。
でも、イキナリ「脱いでください」じゃ気ィ悪くするよなあ。
「暑いっすね〜。上、脱いじゃいますぅ?」かなんか言うか。
一応、ジャケットありの写真も撮ってからそういう流れに持っていこう。
もしも、字がいっぱい書いてあるジャケットの下に字がいっぱい書いてあるTシャツを着られていたら俺の負けだ!
「あ。やっぱりさっきの場所でいいのかな」
つって、そのうち戻ってくるだろう橋口君は、15分経っても再登場しなかった。
電話を掛けてもつながらない。
と、その時。
1台のバイクがやって来た。
明らかに僕の手前でブレーキをかけ、お待たせしました橋口です的な空気を放っている。
あれ?
着替えたの?
間違えて手を振っちゃったのは3月、甲州街道でトライアンフ白川君(VOL.22を見てね)を待っている時以来、2回目だ。
ちなみにZ1を買う前、カスタム本でZ1を見た橋口君はゼファーと間違えたそうである。
そう。
昔の偉い人(あいまい)が言っていた。
「間違えて間違えて、人間は成長するんだ」と。
空耳だったかもしれないけど。


