瀬間 信吾 & Harley-Davidson XLH1200(2010 0419) |


Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?

パリダカ、漫画『特攻の拓』
『西部警察』、写真集『ROCKERS』
映画『GUMBALL RALLY』『Night Rider』『WILD ONE』『ジョン&パンチ』
★ 2 ★
写真撮らしてと言われたこと。
夕陽のキレイな日。
充実した日。
★ 3 ★
単車盗まれた日。
★ ★ ★
4月4日、薄ら寒い日曜日。
僕は高円寺でトライアンフ門井さん(VOL.23)の撮影を終え、そのまま高円寺つながりでCB750藤本君(VOL.13)の別件取材をし、1駅移動してランブレッタ今井君(VOL.13)の別件つかGoo Bike用の取材をして、代々木公園に向かった。
3件とも公園で撮って公園のベンチで話を聞いたり……という感じなので、約4時間、特にカラダを動かすわけでもなく寒空の下にいたことになるのだが、このまま花見に直行するのである。
どんだけ寒空の下が好きな人なのか。
好きなわきゃ〜ない。
芯まで冷えきった感じで、カラダはガチガチである。
でも酒は好きなので向かうのだ、代々木に。
まずはどっかで燗娘(ひっくり返すと熱燗になる缶入りの日本酒。システム上、上げ底になっている)を買おう。
と、思って代々木で降りたら改札の手前に貼り紙がある。
「代々木公園の最寄り駅は原宿です」
なんだこの「残念でした〜」的な貼り位置は?
こっちはカラダがガチガチなんだから、改札まで引っ張るなよ。
階段下りる寸前の壁とかホームの柱とか、もっとあるだろ、貼るべき場所が。
原宿で下りると、そこは狂ったような人混みだった。
なんだこの人口密度は。
おかしいかよ?
おかしかったら笑ってみろよ。
笑えないのかよ。
だったら俺が笑ってやるよ。
アッパレアッパレ。
つってから、「アーーッ!」と叫んで人混みをなぎ倒したくなるような人口密度じゃないか。
和服の女の人みたいな歩幅でしか進めない。
代々木公園。
そこもまた極悪な人混みだった。
んで、どこにいるんだよと。
花見の幹事に電話をするがつながらない。
でも若者は薄着だなあ。
ジャージではしゃいでいる。
輪になって、山手線ゲームのアレンジ進化版みたいな妙なゲームで負けたヤツが第3のビールの350缶をこぼしながら一気したりしている。
「おー! ここ! ここ!」
やっと飲める。
と、スニーカーを脱いで座ろうとしたら両足がつった。
「土踏まずを押さえるといいんですよ」
親切な女の子が教えてくれたので土踏まずを押さえながら飲んでいると、後ろからスリーパーホールドをかけてくるヤツがいる。
誰だ?
楽しい花見の席でマーク・ルーインばりのアナコンダ殺法を炸裂させるのは?
タップして振り返ると金髪の暴君が立っていた。
暴君と呼ばれる某君は、無理矢理僕のバイクの面倒も見てもらっているバイク屋さんである。
「起きるなり飲んでた」というだけあって、まだ夕方4時なのに酔っぱらいとしてはかなりの完成度を誇っている。
「あっちにカッコいいハーレーがいたから声掛けといたよ」
暴君はナイスガイをスカウトしてくれていたのだった。
いい暴君である。
井の頭通りを渡り、ブランキーやミッシェルがフリーライヴをやったエリアに行くと、えれ〜目立つハーレーが停まっていた。
自分のバイクの回りをウロウロしている酒臭い不審者から、いきなり「写真撮らせて〜」と頼まれるというのはどういう気持ちなんだろう。
しかし瀬間君は面食らうわけでも怪しむわけでもなく、いや、ホントは怪しんでたかもしれないけど、ハイテンションかつ広い心で僕を受け入れてくれた。
花見でナンパ。
悪くないなあ、このパターン。




