門井 泰憲 & TRIUMPH 6T THUNDERBIRD(2010 0404) |
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
映画『WILD ONE(乱暴者)』……人生変わりました。
漫画『バイクメ〜ン』……高2の時、ヤングマガジンで連載してたので。
高校卒業後、行っていた古着屋さんのオーナー。
★ 2 ★
22歳か23歳の時。
憧れのトライアンフ(1961’S TRIUMPH T110)を購入した帰り道。
慣れない右チェンジにドキドキでしたが、初めて乗るツインのエンジンに感動しました。
まるでスパイクを履いてアスファルトをかきむしってるような感じが、いまだに忘れられません。
★ 3 ★
真夏にトライアンフのクラッチがクラッチ板から外れ、台東区三ノ輪から川口まで押して帰った時。
隣の赤羽と川口を結ぶ橋のちょっとした坂がなかなか登れず、渾身の力でなんとか家まで辿り着きました。
池袋の東急ハンズの帰りにキャブレターが不調になり、通常30分の帰り道が2時間かかったこと。
仕事を終え、帰宅途中に交通事故に遭い入院。
最初の病院では「骨折なし」の診断だったんですが、移った病院で再検査したところ3ヶ所骨折してました……。
いまだに普通の歩き方が分かりません。
首都高速で後輪がパンク。
路肩に止め、ひとまず降りて……。
と思ったら、通常左側にある降り口がそこだけ右側。
路肩から一気にバイクを押して高速を横切ってなんとか無事に降りましたけど……。
★ ★ ★
耳がキンキンしてる。
横浜でLIVEを観た帰り道。
外に出るとそこは満天の星空じゃなくて満天の曇天だった。
道路が濡れている。
雨は上がっていたが、まだ余韻というか、傘をさすほどでもない雨の微粒子が舞っている。
しかし、雨だろうがなんだろうがドンキを囲むノボリはたくましい。
どんだけビショ濡れだろうが風が強かろうが知ったこっちゃねえ。
俺ははためくぜ!
ドンキのノボリは頼もしい。
雨は高円寺にも川口にも降ったみたいだ。
「昨日の帰り、降られちゃって」
門井さんがお店の前でトラを磨いていた。
『GASOLINE』は川口から高円寺に移転して1週間。
地元川口から高円寺まで、門井さんはトラで通っている。
古着の買い付け、でもって移転準備にリニューアルオープン。
僕ならどっかで39度の熱出して2日間くらい動けなくなってるな……というハードなスケジュールをこなしているのだが、大丈夫だろうこの人は。
だってリーゼントの人は「丈夫な人」ってことになってるから、僕の中じゃ。
店内には、門井さんの1台目のトラが、ヘッドライトのわくの取れ方がいかしてる感じで置いてある。
開店前、お店の前で写真を撮った。
隣のPUNK SHOPの店員さんがやって来てシャッターを半分開けて入っていく。
「スゴい革ジャンだねえ」
近所でショップをやっている人が通りかかって門井さんに声を掛ける。
まばらな人影が増えていく。
高円寺の日曜日が始まっていた。
ちなみに向かいにはラブホテルがあるのだが、午前11時半現在、これといった動きはなかった。
知った顔、初めての顔、いろんな人がやってくる。
週末になれば1人で100人もの相手をしなくちゃいけない。
「いいんすか、こんなんで」なんて言いながらも門井さんからは、たくさんのお客さんに揉まれて、培われたタフさがにじみ出ている。
ソロアーティストとしてビッとしているというか。
門井さんイコール『GASOLINE』なのだ。
39度で寝込んでる場合じゃねえんだよ。
『GASOLINE』のHPは下記で〜す。ちなみに向かいのホテルの名前は「ホテルアミ」です。
http://gasoline.jp