池田 賢一 & ARIEL Model C改(2010 0319) |


Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?

特別何かを見て「バイクに乗ろう!」と考えたわけではありませんが、フレディ・スペンサーやランディ・マモラはカッコイイと思い、影響されました。
あと、バリ伝とペリカンロードは好きでしたね。
バイク乗ってればモテるかと……ははは。
★ 2 ★
教えてもらいながらとはいえ、自分でレストアしたバイクのエンジンが掛かった時は本当に嬉しかったです。
★ 3 ★
やっと直したバイクのピストンが試乗中にダキツキを起こした時。
そして「もしかして大丈夫じゃないか?」とシリンダーを抜いて状態を確認したら……やっぱりダメだった時。
★ ★ ★
左半分だけ上がったシャッター。
掃き出しのガラス戸はブラインドで目隠しされていて、中の様子は分からない。
ここ?……だよな?
地図を見る。
先輩からもらったColorio PM-780C、取扱説明書に書かれた日付が2000年7月15日、つまりもうちょっとで10年モノになったのではないかと思われるプリンターが3月15日午前2時くらいにまったく動かなくなってしまったので、YAHOOの地図検索画面を書き写したオリジナル地図。
我ながら、あまりにざっくりしている。
あまりにアテにならない。
ん? 入り口はこっちか?
ウロウロしていると、ガラス戸が開く音がした。
お邪魔しむわす。
うむ。
ガレージだ。
バイク2台に、クルマが1台。
うむ。
間違いなくガレージなのだが、バイクの横にはデスクにパソコン。10年は楽勝で持ちこたえるであろう立派なプリンターやらFAXやらコピー機やらのいわゆるオフィス機器がコジマ電機ばりに充実の品揃え……。
そこはオフィスでもあったのだ。
でも勢力図的には7:3でガレージが勝っている。
あー、でも、棚を埋め尽くす建築関係のカタログがオフィス感をアップさせてるから6:4かな。
と思いきや下の段にはレコードがズラ〜ッと並んでいるから8:2かもしんない。
しかしどこにも無理矢理な感じがない。
プロの技。
池田さんはインテリアデザインの仕事をしているのだ。
自身のガレージ兼オフィス。
これは燃えるだろうなあ。
城だもの。
でもって理想郷だもの。
しかし。
それにしても度が過ぎる。
1927年製 ARIEL Model C。
一つひとつのパーツにいちいち漂う手彫り手削り手塗り感。
グリップのぶっといこと。
フロントタイヤの先からマフラーの端っこまでのなっがいこと。
パフパフ型のホーンのでっかいこと。
「いろいろイジってあるんですよ」
って池田さんは懇切丁寧に教えてくれるのだが、そもそもそのオリジナルのカタチが分からない。
つまりは度が過ぎるヴィンテージバイクなのだが、逆に度が過ぎ過ぎてモーターショーに出てくる夢のコンセプトバイクにも見えてきた。
時代をさかのぼってもいるし、激しく逆流してもいる。
ほんじゃちょっと外に出ましょうか。
銅メッキのボディが太陽の下で妖しく輝く。
光の角度でいろんな模様が浮かび上がってはカタチを変える。
ほっとくと黒くなっちゃうそうだ。
それはそれで見てみたい。
池田さんの元にアリエルがやって来たのは2年半くらい前。
直しに直して、調子良く乗れるようになったのは最近のことだ。
どんなトラブルがいきなり降り掛かってくるか分からない度数が激高なことを百も承知で走る。
「ホントに命がけですよ」
参りました。
SOUL MUSIC、TRINITY SCHOOL、みうら じゅんと安西 肇の「下ネタなんでだろう」等々、池田さんの度が過ぎライフに欠かせないあれやこれやが大行進のブログは下記で〜す。
http://jellyroll.exblog.jp/

