平田 佑治 & YAMAHA SR400(2010 0303) |


Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?

BLANKEY JET CITY。
★ 2 ★
友達と四国一周したこと。
★ 3 ★
高速を走っている時にシフトペダルがふっ飛んだ。
死ぬかと思いました。
★ ★ ★
「僕がバイトしているCLUBで撮りませんか?」
平田君から提案があった。
悪くない。
でも昼間はどうなの?
「学校なんですよ」
いつ寝てるの?
平田君は服飾系の専門学校に通っている。
制服の胸のボタンを下級生たちにねだられ
頭をかきながら逃げるのね
ほんとは嬉しいくせして
むうぅ
というシーンは100%なさげだが、この春めでたく、ご卒業。
授業を終えた平田君は、それ、ハンドル切ったら指が挟まんじゃね?的で実際挟まるらしいキッツキツのセパハンSRにまたがって新宿花園神社そば、つかほぼ神社の中つってもいいところにある『CLUB WIRE』に向かう。
そして朝まで踊り明かし飲み明かすオールナイターズ相手にカウンターに立ったりDJやったりするのである。
だからいつ寝てるの?
学校とCLUBを往復する毎日。
家にはほとんど帰らない。
だから電気が止められても平気だ。
歌舞伎町の銭湯で汗を流し、歌舞伎町のドン・キホーテでパンツと靴下を買ってCLUBでひと眠り。
そんな暮らしが楽しくないわけがない。
ポケットに40円しか入ってない夜があったって楽しくないわけがない。
ひな祭りの夜。
WIREの入り口で、大学生風の女子2名と男子1名がタバコを吸っている。
約束の時間より少し早かったが、表にSRが停まっていたのでドアを開けて階段を下り、地下のホールへ入った。
中では大学生風たちがなんかやってる(愛情が薄い表現)
平田君は客のお酒を作っているところだった。
電車だったので「ぼぼぼ僕にジントニックを」と太田和彦ばりに少し噛みながら注文しても良かったのだが写真を撮るのであきらめて、2人で外に出た。
背ェ高いなあ。
SRにまたがると両足、ベッタベタ。
5年間履き倒しているWESCOのエンジニア。
花園神社の神主さんに軽く注意されながら2人、暗闇の中で黙々と撮っていると、僕がたまたま穿いていたGパンを見て平田君が言った。
「それGAVIALじゃないすか?」
なぬ?
まさか。もしや。北国もしや。これは伝わらないか。
もしや平田君はブランキー原理主義者なのか。
聞けば22歳。
解散の時は小学生。
平田君はブランキー原理主義者NEO(生で観たことがない世代)だった。
「一番好きな曲はなんですか?」
なんて聞かれて答えて。
初めて会った人間と、いきなりブラバナになだれ込む。
そういう時、僕は幸せを感じる。
うれしくて明治通りに出たら『RAIN DOG』の間奏の口笛を吹いていた。
夜に口笛吹いちゃいけないんだけど。
そして帰って『LAST DANCE』のビデオを観てしまった。
解散後、年に1回。7月9日に観るって決めているんだけど。
ブランキーで踊ってる客を見つけるとうれしくて握手しにいくという平田君のDJぶり、クールなバーテンぶり、セパハンの鬼シボリぶり等が見られる『CLUB WIRE』のHPは下記でーす。
http://club-wire.com/

