GUITAR WOLF セイジ in 9QUESTIONZ |

その疑問の数々は、バラエティ号(4の倍数の号)で解決した気分になったり、解決しようとしたけど解決できずに余計もやもやを増幅させたりしてるんですが、今回はそんな疑問ダイジェストをセイジさんにぶつけてみることにしました。
題して『バイク人生相談(仮)9QUESTIONZ』で〜す。

ということなんですけども、セイジさんも自分でメンテナンスやりますか?
もちろん。やるよ。
最低限自分でってのはどんなことでしょう?
コックを……オフに。
え?
ガソリンコックをオフにすることだね。
それはメンテナンスとは言わないのでは?(笑)
いや、コックを……オフに。
そ、そうですね! メンテナンスです!(笑)
ゼッツー買う時さ、自分じゃイジんねーだろと思ったから、そのへんのバイク屋じゃなくて、そのお店自体とちゃんと付き合えるところを探したんだよ。
それが見事に叶ったんで、なんかあったらすぐそこに持ってくようにしてるんだ。

ないね。
雨の日も乗る人間にとって、天気は関係ない。
「雪以外乗る」
そう自分をしつけてきたんだ。
そう。
ブルース・リーの言葉にあるように、「自分の状況は自分で作る」んだよ。
だから自主的に、強引にアンコールに出るのが好きだね。
スタッフに「もうやる状況じゃない」って言われても、出る。
自分で状況を作る。
そこにつっこむ!
そして突破する!
引いた瞬間、負けなんだ。
1mmでも引っ込めたらそれが1cmになり10cmになり、10mになって100mになって1kmになるんだよ。

そんなの言われたことない!
「やっぱりアンタはバイクに乗ってなきゃ!」って言われるよ。
バイクに乗ってる俺を、彼女が好きだから。
そんなこと思わせる君が悪いんだ!
いやいや、佐藤君が言われたわけじゃ……(笑)

第三京浜は「第三京浜」だね。
ケイヒン・ザ・サードではないんですね?
はっはっは。それはない!(断言)

基本だね。
ハチ公前の246とか男の花道だよ。
別れ際に限らず、バイク乗るとみんな何かしらカッコつけますよね。
いや、ダメだね。なってないね。
まず、交差点での待ち方がなってない。
みんな背中を丸めてただ待ってる。
ダメダメ!
背筋パッと伸ばして、足ピシッて踏ん張って、カッコつけて待たないと。タマにケツの財布とかを気にしながらね。
で、青になったら右足をちょっと道路に擦らしながらゆっくり上げるんだよ。
出前のオッチャンじゃないんだから、バイク乗る時はそのくらいカッコつける意識を持って欲しいね。
でも、カッコつけるためには自分が「これだ!」と思うスーパーバイクを手に入れることが大事。
手に入れてなくてもそれを夢見ることが大事かな。

分からない。

ゼッツーで捕まったことはないね。
20代の頃はしょっちゅう捕まって府中行ってたけど、まあ、頭が良くなったんでしょ。
え? じゃ10年以上も捕まってない? ゴールドじゃないですか。
いや、酎ハイ、あ、駐禁で何回か……。
一瞬ビックリしました。セイジさんが白バイに捕まったら隊員に対してどういう態度を取るのかなと思ったんですけどね。白バイ隊員って誉めるんですよ、捕まえたバイクを。「運転手さん、いいバイクに乗ってるんだから」とか言って。
それは俺、良くないと思う。
昔、環8の東名んトコで赤信号待ってたら忘れ物に気づいてさ、Uターンしようとしたら「そこのバイク!」って白バイに叫ばれたんだよ、超でっかい声で。
「あ〜」って思ったけど、それが背筋が伸びた厳しそうなオジイさんでさ、そういうピリッとした、凛とした人だったんだよ。
俺それ見た瞬間、「あ、この人カッコいいなあ」って思ったんだ。
今もよく白バイが捕まえてるとこ見るけど、捕まえたヤツに対して気を使ってるっていうかさ、弱々しいというか、「捕まえてゴメンね」って感じなんだよなあ。
そうじゃない!
もっと毅然とした感じでやってくれ!
毅然とした白バイに捕まえられる分にはオッケーなんですね。
そうだね!
「捕まえてゴメンね」みたいな白バイは、ダメだ。
社会がダメになる。
毅然とした態度で、ビシッとしてないと。
目の前で赤信号を小学生が渡っても注意しない警官が多すぎる!

まさしくそうだね!(全肯定)
ハーレーもホンダも素晴らしいし尊敬してるけど、俺は最終的に夢のバイクに乗れたから、浮気しようとは思わない。
でもFXはゼッツーと同じくらいカッコいいと思うよ。
ちなみにその次にかっこいいのはLTDだね。

『AKIRA』に出てくるような未来型のバイクがどんどん出るね。
そして、みんなそっちに乗るようになって、どんどんバイクを手放していく。
全世界の人間がそうなる。
そんな中で……ただ1人! 残る!
Zに乗ってるこの俺が!
はっはっは。
でも、こないだ『AKIRA』みたいなスクーター見てね、RGガンマ以来の衝撃を受けたんだよ。
素晴らしいデザインでさ。
乗ろうとは思わないけど。
高校の頃のオートバイは、ちょっと違うんだよね。
あの頃のバイクラッシュって素晴らしいものがあったよ。
ホンダが社運をかけたスーパーバイク! CBX400F!
今、ちょっと大袈裟に言ったけど(笑)
ヤマハからRZが出て、スズキはGSXが出たりとか。
一番最後の極めつけがRGガンマ!
あれはすんごい衝撃を受けた。
レーサーじゃん! でも公道を走ってる!
ガンマまでで日本のバイクの発展の歴史は終結したね。
あの後はつまんないバイクばっかりだもん。
一番最悪なのはハーレーを真似したバイクだね。
ハーレーに比べたらカッコつかないけど、なんとか頑張ったカワサキのLTDというアメリカンがあったのに、あの方向でハーレーとは違うカッコ良さを生み出せなかったかなと思うとちょっと残念。
70年代の気合い入った技術者だったら作れたかもしれないね。
というわけで、最後は日本のバイク発展の歴史まで終結させてしまったセイジさん。さすがは「ミスターお構いなし」
今後ともよろしくお願いします。
というわけで、バイク人生相談(仮)終了〜。
さあ、君も今日からコックを、オフだ!
