振り子の理論で読む2010年 バイク界 リバウンド予想 PART1 |

すべてにはなんかしらの脈略がある。
ビートたけしが「絶対当たってる」と豪語する「悪いことを思いっきり出来るヤツは、良いことも思いっきり出来る」という振り子の理論がホントに絶対当たってるとしたら、最悪の現状が最高な展開に逆転することも有り得るわけだ。
ちょっと強引だったか。
ということで、今回のお題は……。
「振り子の理論で読む2010年 バイク界 リバウンド予想」
早い話がバイク界は来年こーなんじゃね?
と妄想していただきます。
PART1の予想屋さんは、年末進行とイレギュラー作業が重なり、無理して「6大」にしなきゃ良かった……と後悔している漢:37歳(既婚)。
関西在住のフリーライター、S・Fちゃんからいってみやしょう。
★ ★ ★
第6位:Buellが潰れ、ハーレーも激安セール開催
国産のハイテクバイクに対し、人間の知恵と工夫によってツウ好みなバイクを製作していたアノ『Buell』が潰れ(まぁ、厳密に言うと任意整理みたいなモンか?)ハーレーが「あと10年だけは面倒みるよ」ときたモンですが、本丸=ハーレーも既に全国のお父さんや若者たちには「行き渡ってる」というのが私的見解でして……。
だって実際、最近のB●Sでの中古オークション相場なんてヒドいモンですよ……。
これも最近、巷で流行っている「デフレ」ってヤツですか?(「ちふれ」とは違うのですか?)
あーそうでっか~そうでっか~。
ま、ハーレー本気で欲しい人は逆にチャンスと思いますヨ!
第5位:バイクレース活動も休止続出!これで予選落ちもナシ
今年は鈴鹿も筑波もオートポリスもHSRも行きました(無論、仕事で)
そこで思ったのが参加台数と観客の異常なまでの少なさ……。
いや、厳密に言うと鈴鹿、筑波なんかは中央部なのでボチボチいるんですが、やはり最盛期と比べると観客動員数の落ち込みはヒドいモンですわ!
んでもって、レース参加者などは「これだけ不況が続くと来年は予選スルーで決勝か?」なんて声もアリーの……。
さすがにそれはないと思うけど半分くらい信じてまうわ。
F1をはじめとした4輪の方も様々なメーカーやチームが撤退に次ぐ撤退。
暗い話題ばかりです。
こうなりゃもう、いっそのこと全部混ぜたら?
MotoGPとスーパーバイク、モトクロスとモタード、エイプとKSR……。
オリョ? 結構面白いかも!?

第4位:「隠れ名車」が妙な勘違いでプレミア化
Zブーム、刀ブーム、CBブーム、RZブーム、忍者ブームなど「名車」と誉れ高きマシンたちはかつて市場において「プレミア焼酎」のような扱いを受けた時代があったんですねぇ~(若い子は知らないと思うケド)
でも、それって決まって景気のいい時でございましたわ。
で、この不景気で大不況でデフレスパイラルでバイク人口減少まっしぐらなニッポンでは、少々オカシな現象が起こると推察。
そう、それが「隠れ名車(珍車もOK)」ブーム。
いや、最近ね「Zに飽きた」だの「CBから乗り換えたい」だのよく耳にしまして、総じて次の単車はCB450だのXS650だのGSX1150EFだのエリミネーター900なんてのも……(あ、エリミは好きです☆)というワケ。
本来タマ数少ないもんだからある程度の値段はするんです。
売る方はそれを勘違いして価格を吊り上げ、「何か高く売れるもんないかな?」と探している連中も便乗しての妙なプレミア化……。
う~ん、あると思いマス。

第3位:免許制度改正で125ccスクーター戦争勃発
既にご存知の方も多いと思います。
いよいよ来年から原付枠が125ccまで拡大!
これに伴い、各社(特に台湾ヤマハや台湾スズキ)からの刺客たちが続々と投入される!
以前、台湾行ったんですけど、走っている台数といい停まってる台数といい、そりゃもぉ~凄いモンでしたわい。
既存車輌なので開発コストも少なく「ソコソコ売れればメッケもん」ちゅー感じで国産50ccスクーターよりも安い125ccスクーターが発売……なんて可能性も!?
オレ的には正直「足」として欲しいトコロでもあるんッスよね。
任意保険はファミリーバイク特約でイケるし。
自転車に押されている2輪シェアをこれで巻き返してくれたらうれしい限りなのですが……。
第2位:Ninja250Rの影響で125cc、250ccの新型レプリカが登場
カワサキ(厳密に言うとタイカワサキ製)のクォーターレプリカ・Ninja250R。
コレ、ソコソコ売れてるんですわ!
んで、最近の情報だと他メーカーも「作ろうか?」「イヤ、開発費ないわ」「でも売れるで!」「う~ん……」と悩みまくってるような始末。
「2輪業界の東スポ」と揶揄される某誌あたりでは他社の新型250ccのイラストがよく出回っていますが、発売される確率は恐らく50:50(出たり出らんかったり)
裏付けとしては、EUヤマハのYZF-R125なんかは並行物でも完売してますし、まぁ125~250ccでフラッグシップSSのレプリカならば富裕層にはウケる&売れるというのが私のヨミです、ハイ。
第1位:二輪業界、メーカーもショップも出版社も倒産&統合の嵐
これ正直、書くかどうか迷ったトコなんスよね~。
暗いというより、もはや暗黒。
ブラック過ぎるネタゆえ、ホントに書くの躊躇しました……。
でも、こうして書いてるんやけど。
しかも「1位」てねぇ?
でも一番当たる自信があるからさぁ……弱ったね、実際。
さて、2輪出荷台数が40万台を割り込む勢いでショップさんはもう青息吐息。
話をすれば「何か景気のイイ話ない?」なんて聞かれまして。
中小企業向け融資制度再延長期限を迎えた後のことを考えるとゾッとしますわ!
また、以前いた会社もそうだったんですが、2輪出版業界も買収と統合の嵐!
そして、行き着く先は破滅のみ!
オイオイ、どーすんだよオレ。
仕事なくなるじゃんよぉ!
そん時きゃ、この『君はバイクに乗るだろう』を月刊誌化してもらってエディターとして面倒見てもらうからな!

