菊地 修 & Harley-Davidson FLH |

『あいつとララバイ』の赤いZ2。
ハカイダーが乗っていた黒いバイク。
不二子ちゃんのバイクシーンでの髪の靡き方。
って書いて「なびきかた」って読むのか!
勉強になりますね。
ということで、ハーレーの上で不二子ちゃんみたいに髪の毛をなびかせている菊地さんに3つの質問で〜す。
Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノを全部おせーて。
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時のこと、おせーて。
Q3:史上最悪の出来事をおせーて。

漠然と「バイクに乗りたい」と思ってはいたものの、なかなかイメージがなく、「何に乗りたい」とかはありませんでした。
で、たまたま会社に置いてあったバイク雑誌で『BRAT STYLE』の高嶺さんがSR Bobberに乗っている姿を見た時、「Chopperってのはこんなカタチにもなるんだ、カッコヨイ、これだ!」と思ったんです、ハイ。
そんで乗るならこのスタイルだと。
決定ですね、その時。
★ 2 ★
キックオンリーなのでエンジンがかかった時はいつも気持ちよい。
それと車を追い抜く時はいつも気持ちよい。
★ 3 ★
今のところありません。
★ ★ ★
菊地さんに会うのは2度目になる。
1度目は、FXSグッチ君(VOL.11に登場)の撮影のため訪れた江ノ島。
その時、「グッチ君の撮影すか? 江ノ島? 俺もついてっていっすか?」的に同行していたXLH春日君(VOL.10に登場)が、「撮影が終わったら3台で走りに行こう」と江ノ島まで菊地さんを呼び出していたのである。
3人が仲良しかどうかは定かではないが3人のカスタムは仲良く『ヒデモーターサイクル』製であることは定かである。
黒いカスタムハーレートリオ。
その中でパッと見、一番年上っぽくて実際一番年上の菊地さんは、ずしんとした落ち着きがある。
バイク歴もそーとー長そうだ。
何10年もハーレー乗ってんだろうなあ、この人ァ……。
って、それから1ヶ月も経たないうちに菊地さんを撮るまで思っていたのだが。
バイク歴、半年。
イコール
Harley-Davidson FLH歴、半年。
以上。
なのである。
予想は完全にくつがえされた。
バンド名的に言うとザ・クツガエスって感じだ。
俺の目は節穴か。
節穴と女子アナは似てますね、どことなく。
それまで乗っていたのは通勤用のアドレスV100のみ。
そこからイキナリのジョッキーシフト。
ジョッキーシフトには僕も1度だけ、第三京浜で乗ったことがある。
保土ヶ谷のパーキングでさんざん練習してもなかなかスムーズに走らせられず、貸してくれた若者(鶴巻君元気?)の表情がどんどん曇っていったことを覚えている。
そのへんを菊地さんはどうやって克服したのか。
大切なのは、イメージだった。
ヒデモでFLHのカスタム製作が始まると、菊地さんはイメージトレーニングに励んだのである。
アドレスV100で。
原チャリでイメトレになんのか!
なるのだ。
物凄いイマジネーションである。
イメージは、速さも重さもジョッキーシフトも超える。
その瞬間、原チャリは宇宙とだってつながっていく。
イメージ イメージ イメージが大切だ Yeah
もしかしたら、そのへんを走り回っている原チャリの中にも、菊地さんばりの壮大なイマジネーションとともにイメトレに励んでいる人がいるのかもしれない。
と、思うと、原チャリを見る目も変わるってもんだ。
