2009年 11月 28日
君はバイクに乗るだろう VOL.14 |

ちょっと前。
横浜までナイトランをした。
クルマと事故りたての単気筒。
車検切れの空冷4発。
車検切れの空冷4発の代車の空冷4発。
車検上がりたてのフルカスタムVツイン。
ガソリンだだ漏れ病直りたての水平対向。
1953年製の500ccツイン。
あと9台で新しい国が出来る。
1953はOHしたてで慣らし中。
バイク屋さんからは110km/h以上禁止令が発令されている。
慣らし中のバイクと走るなんてどんくらいぶりだろう。
夜の第三京浜。
一番左の車線を80〜100km/hで巡航する1953。
一番左の車線を走っているバイクって、飛ばさなくても楽しい感とか次のICで降ります感とか出てるけど、1953と並んで走ってみたら「全力の100km/h」って感じだった。
全力で慣らしてる。
1953の100km/hは最新のバイクだと何km/hくらいなのかなあ……なんて考えるだけ無駄だぜ! って迫力だった。
「動くことは動く」だけじゃ時代超えてないなあ、って。
保存・保管され続けてるだけじゃ時代の超え方が甘いなあ、って。
今この1953を100km/hで走らせてる男の気持ちって、56年前にこのバイクを走らせてた人と一緒なんじゃないか、って。
きっと、「もっと!もっと!」って叫びながら走ってたんだろうなあ、って。
それが時代を超えるってことじゃないか、って。
思った次第。
乗り味とかじゃなくて、気持ちも込みで超えるっつーか。
時代の超え方にもいろいろあるんだね。 (総合司会・坂下浩康)

by hoya3104
| 2009-11-28 11:33
| バイク面(COVERS)
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