2009 バイク界6〜8大ニュース 初日 |
でも、10大ニュースを絞り出すにはまだ早いのではないか。
でも12月まで引っ張ったら、寄稿いただいている3人のちゃんとした業界人の方々が年末進行で忙しくなって「タダで原稿書いてる場合じゃねえんだよ!」ってことになるのではないか。
ということで、2009年のバイク界をとっとと総括。
バイク界という太平洋を岬の突端から俯瞰で眺める感じで「凄かった」「笑った」「見逃せない」「泣けてきた」「参った」「はっけよい」「残った」といった各種ニュースを、まあ、6〜8本ってトコっすかね、って感じで選んでいただきました。
行きつけの床屋さんで会話に詰まった時のネタにしていただけると幸いです。
初日のコメンテーターは、九州唯一の二輪誌編集プロダクション「オフィス夢幻」代表の藤崎進一氏で〜す。
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第6位 二輪新車出荷台数が40万台に!?
以前、新車中古車情報誌の編集人やっていた経緯もありまして、コレ聞いた時は本当に驚きましたなぁ~。
あの一大バイクブームであった80年代。
当時の記録によれば1982年の1年間だけで約328万台もの二輪が販売されおりまして、単純計算で市場は約8分の1にまで減少……ってオイオイ、大丈夫かよ二輪業界。
エコかエゴか知らねぇが自転車なんか乗るなよ、セニョール。
第5位 えっ? マジ? 2WDのバイクだって?
2WDということは、つまり前・後輪駆動ということだ!
クルマでいうトコの4WDだ!
なんて素晴らしいんだ……まぁ、オフロード車などでは既に実験的投入がなされておりましたが。
マシンはちょい前のYAMAHA YZF-R1で、製作にはオーリンズも協力。
実際にYouTubeで見てみると……「う、動いてる。前輪がなぜか動いてるよぉ、お母さ~ん」と思わず泣き叫び……(嘘)。
あっ、昔、新谷かおるセンセの『ふたり鷹』に「バトルホーク」という2WDマシンが出てたけど、アレ作れるじゃん!
第4位 世界記録更新! その時速ナント、591.244 km/h!!
「お前のバイク何キロ出んの?」
「へへっ、300 km/hだぜ」
なんかもうダメ。
古い。寒い。当たり前って感じがするんですわ。
「お前のバイク何キロ出んの?」
「えっ?オレの? う~ん、大体600 km/hかなぁ……」
バリ渋! カッコ良すぎ!
ちなみにこの記録を叩き出したBUB-Seven Streamliner(USA)は、3000cc、ターボチャージャー付4気筒16バルブエンジンを搭載。
最高出力は 8500rpmで500hp/55.32kg-m。
速きゃいいんだよ、クソッタレ!(by DIE YOU BASTARD)
第3位 『西部警察』鳩村刑事(舘ひろし)のあの刀を遂に発見!?
首都高キング、ヒデヨシ、キリン、サムライダーetc……。
誰もが憧れたヒーローバイク、SUZUKIのGSX-S刀。
そして、この人の影響で刀に乗った方も非常に多いのではないのでしょうか?
そう、『西部警察』の鳩村刑事(舘ひろし)。
ポッポの駆っていた黒い刀。
それは既に廃棄処分されたと思われていたが、某誌編集長のネバり強い捜索の結果、石原プロの倉庫の奥の奥から発見されたというのだ!
このニュース聞いた時にゃあ、思わず缶コーヒー吹き出しました。
さすがだぜ、本D編集長!
第2位 伝説の「草千里」開催! 参加台数は7000台OVER!?
知る人ぞ知る10年に1度の大撮影会、伝説の「草千里」が今年、『草千里’09』として開催されたんです。
全国のアチラコチラから実に様々なバイク乗りが大集合!
撮影台数は約3500台。
草千里への延べ来場者数は7000台をゆうに超えていたでありましょう。
大駐車場に入りきれないバイクたちは道路脇に並び、渋滞の列は5キロ以上にも渡ってましてん。
こうして見ると6位とは逆に、「バイク乗りってまだまだいるじゃん!」って気になるねぇ。
ホント凄かったです、ハイ。
第1位 山田辰夫さん急逝
別にバイクのレーサーでもない。
カスタムチューナーでもない。
いぶし銀な名俳優さんであった山田辰夫さん。
『狂い咲きサンダーロード』(1983年)の「ジン」は、今なお僕の心のヒーローであり、人生に「悪」影響を与えた1人であろう。
映画監督の滝田洋二郎氏と同級生であった部分をみても、いかに凄い役者であったかがよく分かる……。
ありがとう、辰夫さん。
最後の作品となった『代行のススメ』、じっくり観ますけん!