5COLORS #7 |
エンジン〜 エンジ〜イ〜イ〜イ〜ン チンチン〜 そのバイク、いいと思います!(天津木村調)。
君のバイク、なんて名前?
速いの、遅いの?
なにが楽しいの?
これからどこに行くの?
なんでそのバイクに乗ってんの?

22歳の頃。
バイクを探している友達と一緒にバイク屋めぐりをしていた時、『J’s GARAGE』って店に入った。
ショウウインドウに飾ってあった1台のトライアンフ。
「うわ! カッコいいじゃん!」って一目惚れ。
それがブライトンロッカーだった。
思わずお店のオッチャンに「コレいくら?」って聞いたけど、「コレは売りもんじゃないんだよ!」とキッパリ断られた。
その頃は、よく仲間とツルんでバイク屋めぐりでヒマつぶしてて、バイクもたくさん見てたから、フルレストアやチョコットカスタムじゃビックリしなくなってたんだけど、コイツだけは、オーラを感じた。
その時は、ブライトンロッカーって名前も知らなかったし、カフェレーサーっていうのもちゃんと理解していなかった、まあ、今もだけど。
それからヒマさえあればオッチャンの店に遊びに行くようになって、結局3年がかりで手に入れた。
いい物ってなんだろう。
物の選び方にはいろいろあると思う。
世間一般には、他と比較して安いとか、使い勝手が良くてとか、なんかファミレスみたいな感じ。
食いもんならまだ分かる。
でもバイクは、自己主張の塊だと思う。
だから信号待ちで隣のバイクを見る側じゃなく、見られる側になりたい。
英語だと、バイクは「SHE」と女性名詞で表現されることが多い。
だからビックスクーターは嫌いだ。
でも嫁にするならビッグスクーターかも。
この話をすると、だいたい結末は「じゃーオマエはババアが好きなのか?」で詰まって、終わる。
そうじゃなくて、操作するのが楽しいんだよ!
そう言うと女の冷たい視線をくらう。
もういい! オマエらなんかに教えてやんない!
そう突き放すと、「閉鎖的だ」とか「ヴィンテージバイクは敷居が高いからなー」とか言われる。
勝手にしろ!
そういう積み重ねがあるから、渋谷でラッパー風の兄ちゃんに「カッコいいバイクですねー。なんてバイクですか?」って聞かれても「SR」と答えてしまう。
つーか、そんなことどうでもいい。
俺が思うに楽しみ方だ。
速いバイクは速くて当たり前。
じゃあ、遅いバイクでどうやって速く走るか?
よくランブレッタで峠に遊びに行くんだけど、リッターバイクを追っかけ回したりして遊ぶのが楽しい。
もちろん向こうは流してるだけだけど、こっちは結構必死だ。
ストレートはどうでもいい。
コーナーで追いついた時とか最高に気分がいい。
どうやったら追いつけるか試行錯誤するのが楽しい。
だからカフェレーサーを選んだんだ。
カフェレーサーは試行錯誤の塊だと思う。
50年代~60年代頃の英車って、メーカーがバイクを作るというよりは、メーカーはエンジンとフレームを作って、パーツはパーツメーカーからチョイスするって感じ。
で、メーカーのチョイスが気に入らないヤツらが、あーでもねーこーでもねーってカスタムしたのがカフェレーサーだと思う。
それのお決まりがトライトンだったりするんで、最初はトライトンを探していた。
J’s GARAGEにもあったんだよね。
トライトンでも有名なドレスダのトライトンでロケットカウル付きのヤツが。
でも、そいつはもう売れちゃってた。
ホント、J’sのおっちゃんも言ってたけど、赤い糸があるのかなーって思うよ。

どこか遠くへ行くにはBMWでしょう!!

カッコよくて手が届きそうな値段だったから。

ダサカッコいい。

見た目でしたね。
78回払いです。
ははははは。


