君はバイクに乗るだろう VOL.6 |

甲州街道沿いの小さな公園で、中村君と缶コーヒーを飲んだ。
高速道路のパーキングでもたくさんバイクは見られるけど、ここから見えるたくさんのバイクは全部通り過ぎて行くだけ。
通り過ぎて行くだけのバイクを輪郭で見るのは楽しい。
上り、下り。
でっかいのちっこいの。
いろいろ見た中で一番カッコいいのがカブだったりする。
いい公園を見つけた。
5分で飽きちゃうような授業が始まった。
窓際の一番後ろの席。
頬づえをつきながら外を見る。
と、そこは片側3車線の大街道。
すいすい流れたり、ときどき全然動かなかったりしているクルマやトラックの塊を撃ち抜くようにスリ抜けるバイク達。
友達じゃなさそうなのにツルんでるみたいになってる3台。
iPod聴きながら走ってる自転車の後ろでじれてるヤツ。
いい景色だ。
おーーっ!
な〜んかデッカい音のが来たぞーーっ!
……なんて、中村君と缶コーヒー飲んだ甲州街道沿いの小さな公園みたいな立地条件の高校があったら入学したい。 (総合司会・坂下浩康)


