米原孝志/Yone-Pa-Cino & Lambretta TV175 S3(20090612) |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノを全部おせーて。
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時のこと、おせーて。
Q3:史上最悪の出来事をおせーて。

最初にバイクカッコいいな〜って思ったのは、10代の頃、地元のHardcore Punks の先輩が乗ってたViragoですかね!
冬場には押しがけするのに先輩を乗っけたViragoを友達と二人で押したりも……。
今考えると、バイクというよりもその先輩に憧れてたのかなって気もしますね。
Scooter に関していえば Punk〜Neo Mods.2Tone.Skins 〜 Mods & 60's youth cultureどっぷりハマってます。
★ 2 ★
房総半島をひた走った真夏のランブレッタラリー!
海、空、太陽、自然。
そして10数台のランブレッタ。
焼けたオイルの匂い。
すべてサイコーだった!
それと、夜。
車の少ない大通り。
ギアを上げていって最後。
TOP Gearに入れた時の「カチャーン」って響くあの音も大好き!
★ 3 ★
やっぱり……撮影当日……。
はやる気持ちを抑えつつ、いつものようにガソリンを流し、チョークを引いて、キック!
掛からない……もう一発!
キッッッッ……ガリガリガリ!
!? !? !? !? !?
キックスタートペダルが降りなくなりました!
現在不動車です……。
早く治って!
★ ★ ★
ガード下のスーパーでミネラルウォーターを2本買った。
最初の一口でぐびぐび飲んでも、もう1、2回ぐびぐび出来るサイズのヤツ。
缶コーヒーじゃなかった。
今から僕に写真を撮らせてくれるバイク乗りは、ノドがカラカラだと思ったからである。
冷えたボトルを抱えて店を出ると、目の前を青い革ジャンを着た男が通り過ぎた。
ランブレッタを、押しながら。
1時間前。
僕は環8沿いの公園で米原君を待っていた。
東名の東京ICに程近い片側3車線。
頻繁に白バイが通り過ぎる。
近くに巣があるのだろう。
「じゃあ、向かいます!」
米原君との最後の交信から20分近くが過ぎていた。
もう家は出てるかな。
それともまだ鏡の前で今日何着ていくかって悩んでるのかな。
電話が鳴る。
「すんません! ランブレッタが……」
ま……まさか?
「イカレちゃいました〜!」
その、まさかだよ。
ということで、地元の駅前までランブレッタを押してきてくれた米原君。
突然のエンジン不調に見舞われた場合。
何がどうなっているのか?
もしかしたらとんでもない大手術を要するようなことになっているのでは?
そうなると必然的に莫大な修理代が掛かるのでは?
といった不安要素が雨雲のように心の青空を覆い尽くし、どよ〜ん、とした気持ちになると思うのだが米原君は、こんなの慣れっこさ的な雰囲気でもって水をぐびぐび飲みながら笑っているのであった。
米原号がリメイクされたのは、ランブレッタ専門店『ランブレッタビリティ』
「どんなカラーリングにしたいのか、教えて欲しい」
代表の野田氏が米原君に聞いた。
「ここは白で」
「そこは黒だ」
イメージがぶつかり合う。
ダメ出しも喰らった。
そして共鳴した2人のランブレッタ野郎。
そのコダワリの結晶。
でも、今日は動かなかった。
でも、動かなかったら、カッコよく走らなかったら、カッコよく押してやるぜ!
不動の結晶を押しながら去って行く米原君の背中は雄弁だった。
愛と情熱、ときに不動のランブレッタ野郎・米原君は、夜になるとDJ野郎Yone-Pa-Cinoに変身して、仲間達と『EARLY ALLEY』というイベントをしょっちゅうやっとります。
「ALL MIX! ロック・スピリチュアルがあれば何でもアリ! Good Rockin Music とお酒で朝まで酔い痴れる! それが『EARLY ALLEY』。誰が来たって大歓迎です♪」
ミッドナイト・フィーバーの際には是非お立ち寄りください。
http://earlyalley.exblog.jp/
でもって米原号が面倒を見てもらっている『ランブレッタビリティ』のHPは下記でーす。
ちなみに撮影から2日後、米原号は何事もなかったかのように動き出したそうです。めでたしめでたし。
http://www.lambrettability.com/
