矢吹洋介 & kawasaki W650 |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノを全部おせーて。
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時のこと、おせーて。
Q3:史上最悪の出来事をおせーて。

中免取ったのは17歳です。
理由は、ただ周りが乗っていた……ってだけでした。
先輩からタダ同然で譲ってもらったボロボロのFZ400RやGSX250Eに乗っていたんですけど、お金なかったし、普段のアシは50ccのアクシスで足りていたんで、興味がなくなって手放しました。
バイクには、それからだいぶ乗っていなかったんです。
そんな中でスノーボードとサーフィンを始めて、人との出会いや見える景色の素晴らしさ、自然の中で遊ぶことの楽しさを知りました。
そして、「見たことのない面白いところへ、もっと行ってみたい!」って思うようになった。
そこで選んだのが、バイクで旅をすることです。
バイクなら、スノーボードやサーフィンみたいに、暑さや寒さ、環境そのものを肌で感じることが出来る。
今、楽しんでます。
★ 2 ★
バイクに乗っていたからこそのいろいろな出会いですね。
旅先で意気投合して友達になったり、居酒屋で地元の人と飲んで酔っぱらったり。
信州で出会ったバイク乗りと下関の関門海峡で偶然再会したりなんて、うれしいじゃないですか!
すべてはバイクに乗っていたから出来た経験です!
★ 3 ★
うーん……幸せなことに、ないんですよね。
最悪っていうか笑い話ばかりですから。
強いて言うなら、「バイクの面白さに早く気付かなかった自分」が最悪です。
★ ★ ★
僕が仮に宇宙人で、宇宙船の中から超望遠レンズのカメラでスノーボーダーやサーファーを見たら、「バイクに似てるね」って思うに違いない。
暑さや寒さの中で風を切り、歯向かい、地球とサシで勝負する姿を見て、「人間っていう生き物も結構やるじゃん」って思うに違いない。
海に吹く風。
身を切るような雪山の風。
そしてバイクの上で浴びる風。
矢吹君はいろんな風を知っている。
そして、その風の先には旅があって、まだ会ったことがない人々がいたのである。
ヤブキ君の旅は、はしょらない。
旅の中のヤブキ君はそーとーな出会いたがり屋なのだ。
「すんげーな、この緑」みたいな景色に出くわしたらバイクを降りて、山を見る。
海が見えた。
シールドを上げる。
赤い灯台、きらめく水面。
岸壁には、ぽつりぽつりと釣り糸を垂らす人々がいる。
あー、どっからどう見ても海は広いなあ、大きいなあ、青いなあ、アジのタタキが食べたいなあ……とか思いながら海沿いのカーブを曲がったヤブキ君は、釣り人たちのクルマが無造作に並んだ砂利の空き地にWを乗り入れて、エンジンを止めた。
メットを脱ぎ、潮風の真ん中へ歩いていく。
そしてヤブキ君は岸壁に降り立ち、アントニオ猪木調で釣り人に話しかける。
「釣れんのかーーッ!」
たぶん、そんな感じの旅をしているんだヤブキ君は。
バイクの旅。
それは、宇宙船の中から地球を眺めることよりも楽しいんだぜ。
写真は5月23日、ヤブキ君ちから30〜40分くらい、僕んちからは1時間半くらいの埼玉県、具体的に言うと川口市安行吉蔵47-1タクラビル105の前で撮らせてもらいました。
そこには、ヤブキ君がバイクにハマり込むキッカケになったオリジナルバイクウエアショップ『AIR FISH』がある。
そこのトーマス店長が、僕にヤブキ君を紹介してくれたのだ。
ピッカピカのWを前にして2人、旅の途中で出会ったみたいな感じで撮ったり話したりしていたら、そこがお店の前だってことをすっかり忘れてしまい、軽い営業妨害になっていたことをお詫びして訂正するとともに『AIR FISH』のHPは下記でーす。
http://www.airfish.jp/
でもってヤブキ君がやってるブログは下記ざ〜す。
http://ameblo.jp/front-line/
