徳光 康平 & kawasaki 750TURBO |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノを全部おせーて。
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時のこと、おせーて。
Q3:史上最悪の出来事をおせーて。

暴走族とヤンキー文化。
映画『The Great Rock 'n' Roll Swindle』でのシド・ヴィシャス。
★ 2 ★
大自然だったり大人数でのツーリングだったり、いろんな場面の凄い景色の中でカッコいいバイクに乗れてる時。
★ 3 ★
阿蘇に滝室坂ってあるんですけど、17歳の時、そこをSRで走ってたんです、雪が降る中を。
そしたら突然故障して動かなくなっちゃった。
しょうがないから上り坂を延々押して、夜になってやっと道の駅に辿り着いた。
クタクタだし寒いしで途方に暮れましたよ。
結局母親に迎えに来てもらったんですけど、家に帰ったら明け方で。
3日後に引き上げに行ったら、シートとサス、サイレンサーが無かったです……。
★ ★ ★
深夜の道の駅。
片隅にうずくまるSR。
容赦なく降り積もる雪。
鼓動を忘れたオートバイ。
鉄ってこんなに冷たいものだったのか。
バイク乗りには、バイクを置き去りにしなければならない瞬間がいつか必ず訪れる。とは限らない。
バイクを置き去りにしなければならない瞬間なんて、訪れないほうがいいに決まってる。
でも、バイクが動かなくなるか自分が動けなくなるかなっちゃったら、そりゃもーしょうがない。
見知らぬ土地で突然1人ぼっちで放置されるバイクの身になって考える。
僕ならその場合、経済的な事情で泣く泣く我が子を親戚に預ける昭和のお母さん的な雰囲気で「すぐに迎えに来るからね」って言って欲しい。
きっと「そうか。すぐに迎えに来てくれるのか」って勇気が出るだろう。
お母さん役は深キョンがいいな、ドロンジョのカッコで。
写真は4月23日、徳光君が勤めるショップ『ROLL』(渋谷区鶯谷町8-5)の近くで撮らせてもらいました。
昼過ぎにお店にお邪魔すると、徳光君は髪型をセットしている真っ最中だったので、リーゼントの製作現場を見せてもらった。
僕は今まで一度もリーゼントにしたことがないので作り方が分からないのだ。
まず、水で濡らすんだ?
で、撫でつけるんだ?
そこまで見て、ロケハンに出た。
たぶんそこからがリーゼンティングの見せ場で、ポマードとかビンづけ油(力士用)とか、お気に入りの整髪剤で本格的に仕込むんだろう。
リーゼントって不思議だ。
だってリーゼントしてる人で、「うわ、コイツ全然似合ってない」って人に会ったことないもん。
卑怯なほどリーゼントが似合う徳光君は、『クロワニ』というバンドのベースマンでもあります。
http://kurowani.com/menu.html
ちなみに土曜日の夕方『ROLL』に行くと、友達の結婚パーティの2次会に何を着ていこうか迷っている徳光君に対して先輩リーゼントの後藤君が「それはない」「それは濃い」などとダメ出しをするという微笑ましいリーゼント対決が見られることもあるようです。
