久保田 翼 & ROYAL ENFIELD BULLET535 |
Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノを全部おせーて。
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時のこと、おせーて。
Q3:史上最悪の出来事をおせーて。
実家が『THREE WOOD』っていう洋服屋なんです。
いろんな服とか小物とか扱ってるんですけど、ハーレーのウエアや小物もあって、ハーレーなんて知らない小学生のうちからワッペンがたくさん付いたMA-1を着せられてましたね。
店頭に置いてあったハーレーのカタチの電話機なんかスゴくカッコよかった。
そのうちバイクに興味を持ち出して、店にバイク乗りのお客さんが来たりすると飛び出して見てたなあ、もう釘付けで。
中学入った頃には自転車にハーレーのステッカーを貼って、口でエンジン音を奏でてました、ブロロ〜とかって、はははは。
その頃、店に置いてあったトライアンフのエンブレムのドでかいバックルにシビレて、毎日学校でも外でもそのバックルを付けてました。
その後、それがバイクのエンブレムだということを知って、そこから英車に興味を持ち出して……。
振り返ると、やっぱり両親の影響が大きいです。
両親が作り上げた店の雰囲気とかお客さんとか……好きになるモノが必然的に身近にあったんだなあって。
★ 2 ★
「カッコいい!」って言ってもらえることが何より一番うれしいですね。
本人は誰よりもそう思って乗ってますから。
あと毎年夏の晴天の下で海沿いを走る度に「サイコー!」って叫んでます。
★ 3 ★
やっぱり事故ですね。
もう10年以上前ですが、自分の不注意で追突しちゃって。
幸い相手にも自分にもケガはありませんでしたが、いろいろお金は掛かりました。
当時はまだ未成年だったし、親にも迷惑掛けました。
その時の反省を今でも常に心がけて乗ってます。
★ ★ ★
なんだろう、このイケメンぶりは。
まるで仮面ライダーに変身しそうである。
まるで『ROOKIES』に出てきそうである。
まるで『クローズZERO』で小栗旬とケンカする高校の四天王の1人みたいな感じである。
ツバサ君は、自らイベントを主催するほどのパンク大好き野郎でありながら、釣りが好きだったり、夜な夜な近所の公園をランニングしていたり、実は登山も趣味だったりする。
公園の片隅で木漏れ日を浴びながら、ツバサ君は夢を語る。
「バイク雑誌の表紙になってみたい」
いいね、それ。
出るんなら表紙主義。
そんくらいの意気でもって乗り続けるって、いいじゃない。
「どんな1シーンでもいいからバイクと一緒に映画に出てみたい」
それもいいなあ。
僕も出たい。
『狂い咲きサンダーロード』の続編がいいな。
あるのかよ。
写真は4月14日の午後、ツバサ君ちの近くの公園で撮らせてもらいました。
去年、ある服屋さんの展示会でたまたま出会ったツバサ君は、今まさに帰ろうとしてるとこだった。
今まさに帰ろうとしてるのに突然知らないオッサンに話しかけられても、「なんだよ? 俺は今まさに帰ろうとしてるんだよ」なんてことは一切言われなかったので調子に乗り、空色に金色のストライプが入ってるタンクがキレイだねー、とかちょっとくっちゃべって、じゃーねー、気を付けてねー、って別れ際にもらった名刺には「バイヤー」って書いてある。
そう。今、ツバサ君は、自分がバイクに乗る原点になった両親のお店『THREE WOOD』を、バイヤーとして支えているのである。
http://threewood.jp/