横山 吾一 & HONDA CB400SS |

Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノを全部おせーて。
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時のこと、おせーて。
Q3:史上最悪の出来事をおせーて。

前に勤めていた仕事場の環境ですね。
周りにバイク乗りやバイク好きがたくさんいて。
その頃は原付で通勤してたんですけど、時間はかかるし、スピード違反で何回も捕まるしで物足りなくなって、免許取りに通い出しました。
★ 2 ★
バイク乗っていると自分がスピード狂だと気づきます……。
たまに高速道路走るんですが、空き空きの高速を景色見ながら走るのが気持ちいいですね。
大型乗っている仲間と首都高走った時は、免許取ってそれほどしないうちだったので付いてくのが大変でしたけど、かなり興奮ものでした。
★ 3 ★
乗り始めの頃、フロントのブレーキパッドが削れてなくなっていたのに気づかず乗り続けてたら、ディスクにかなりキズがついて削れてしまいました。
あとカスタムした時、ナンバーの取り付け部分が弱かったみたいで、通勤途中にナンバー落としちゃったんです。
でも気づいたのは夜、帰宅してから……。
それから1人で国道を探し回って、なんとか見つけたは見つけたんですけど、グチャグチャに潰されたナンバーは無惨でした……。
★ ★ ★
「あ……。欲しいな、バイク」という気持ちが初めて生まれる瞬間って、どんな時なんだろう。
なんか、今まで眠っていた脳味噌のどっかが揺れる気がする。
なんか、今まで交通量ゼロだった血管が突然開通して猛烈なイキオイで血液が流れ込む気がする。
なんか、今まで青白かった心臓付近に火山の噴火みたいな熱球が吹き上げて真っ赤に染まってる気がする、赤外線サーモグラフィーで見ると。
バイクなんてどーでもいい人間から、バイクに乗りたい人間に生まれ変わる瞬間なんだから、何かが起きているはずだ。
そこには……新しいエネルギーが……オンギャーッ!(←生まれる、と言いたいがためのオンギャーッ!←心配性なゆえの注釈)
バイクに乗りたい人間に生まれ変わった時、周りにバイクに乗ってる人間がいたらラッキーだ。
1人きりだと、どこから聞いたんだか「バイクって上野で売ってんだよな」などといううっすらとしたイメージに翻弄されて上野に出掛けて舞い上がり、徹底的にこだわって吟味するぞ、とか思ってたのに結局1件目の下見でアパート決めちゃったみたいな感じでドラマが完結してしまい、イマイチ「俺のバイク買ったぞー!」みたいな盛り上がりに欠ける場合もあるからである。
「わー、買っちゃった〜」
「いーじゃんいーじゃん」
「早く乗りてーっ!」
「走りに行こうぜーっ!」
このちょっとした祭り。祭り感。生まれ変わったお祝い感。
吾一君はラッキーだったね。
写真は4月10日の午後、吾一君の仕事場の近くで、17時に宅急便に渡さなくちゃいけない荷物を今から渋谷まで取りに行くんであんま時間ないんスけど……まだスか? まだ撮るんスか?……という緊迫した状況で撮らせてもらいました。
