更新後記 VOL.158 |
午後から50パーつってるけど社用車スペイシーで草加に向かう。
天皇誕生日だからなのか皇居の周りは観光バス多数、観光客多数、警察官多数でごった返していた。
ごった返してるなあと思いながらなんとか門の信号に差しかかると右折レーンにサンタクロースの格好をしたバイクが見えてきた。
全部で15台くらい。
とりあえずノーコメントでサンタの群れを眺めながら直進車線を進む。
サンタサンタ。サンタサンタサンタ……ときて先頭にはトナカイがいた。
着ぐるみみたいなパジャマみたいな、あー。これの牛バージョンとかあるよねって感じのやつ。
ああいうのはドンキとかロフトのパーティグッズコーナーで売ってるんだろうか。
俺は金輪際着たくない。
それはともかくこのサンタの群れを先導しているのはトナカイとその隣に並んでいる2人の女の子(暫定)のようだ。
皇居前でごった返し中の観光客どもが群れを見つけて手を振ると、サンタの群れも激しく手を振って応える。
おいおい、観光客ども。
俺の革ジャンのほうが絶対カッコいいじゃん。
俺の白眼鏡のほうが圧倒的にチャーミングじゃん。
なんかムカついてきた。
トナカイがマリオカートではしゃいでる外国人観光客に見えてきた。
早く信号、青になれ。
んで、夜の中原街道。
武蔵中原駅の近くの、横断歩道を渡るのを面倒くさがって車道を突破してくる地元民が大量発生するエリアの信号で止まっていると、彼は社会人1年生。彼女は1年後輩の大学生4年生。って感じの2人が歩いてきた。
彼女は赤いサンタの帽子をかぶっている。
さっきまでサークルの仲間とクリスマスパーティだった。
弾けるクラッカー。
ケーキ、シャンパン、七面鳥。
サンタの格好をしたお調子者の2年生が立ち上がる。
「ビンゴ大会はじめまーす」
彼女は何も当たらなかった。
「先輩クジ運ないっすねー。これどうぞ」
「ちょちょっ。やめてよ」
お調子者の2年生が先っちょに白いぼんぼりが付いたサンタの帽子を無理矢理頭に乗せてきた。
わたし、もともと地味だしハロウィンで仮装して街に繰り出したりしないしサンタの帽子かぶったまま街中歩きたくないけど、彼氏が「あれー。似合うじゃん! かーいー」って言ってくれたからかぶってます、うふふ。
って感じで。
こういう時の信号はもうちょっと赤でもいい。
レディース & ジェントルメン & ザス!
いつも。
ときどき。
今日初めて。
すべてひっくるめて、読んでいただきありがとうございます。
つーこってみなさん来年も健康第一で、恋に仕事に野暮用に。
よいお年を。(総合司会・坂下 浩康)
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