石田 達也 & YAMAHA XS650SP(2019.11.23/NAGOYA) |
昔からおもちゃが好きで、人が乗るロボットがとにかく好きでした。
ゾイドなんかワクワクして見てた。
たぶん人が操る魅力みたいなのを感じて
興味を持ち出したんじゃないかなと思います。
おもちゃ遊びの延長感覚ですね。
七伍屋輪業のコバがまだMOTORROCKで修行中だった頃、
僕らの周りのバイク熱がしこたま高い時。
ついにコバが客のバイクをカスタム担当出来る許可が降りたと
喜んで話しに来てくれて、それがうれしくて、ツレとして誇らしくて、
「いくら払ってもいいからコバにバイクを作ってもらいたい」
とMOTORROCKの社長に頼みに行きました。
思った以上に高額になりましたけど。あはははは。
当時僕はデザイン関係の仕事をしていたこともあって、
自分で理想のバイクの絵を描いて、
それを見ながらふたりであーでもないこーでもないと毎日毎日話してました。
今思えばしょっちゅう様子見に来ては口ばっか出して、
客としては面倒臭いヤツだったなと思います。
ただその時のことはたぶん死ぬまで忘れない。
出来上がった車両はもう言葉にならないくらいカッコ良くて、
絵で描いて頭に思い描いてたバイクが現実になって目の前にある。
しかも思ってた何倍もカッコいい。
納車の時は感動し過ぎて、逆に冷静だったのを覚えてます。
話が思い出話になってしまいましたが、
XSを選んだ理由はとんでもなくカッコ良かったからです。
いつかのHRCSで場外スナップを撮ってもらえて雑誌に載った時。
一番最初はたぶんこれ。
大してカスタムもしていない、学生で金もない、
服装もよく分からない感じだったけど取り上げてもらえて、
それがうれしくてカスタムにハマっていきました。
サイコーって叫ぶわけではないですが、
バイクに乗ると竹原ピストルの『へっちゃらさベイビー』の、
「バイクはなんて素敵な乗り物だろう」って部分が頭の中で再生されます。
バイクに乗ればこんなにいい気分になるのに、
乗らない人はなんでバイクに興味無いんだろって不思議に思います。