小高 紀久 & Harley-Davidson FX(2017.03.20) |
Q1:バイクに乗ろうと思ったキッカケっていうか、影響受けたモノは?
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
映画:世界最速のインディアン、団塊ボーイズ、ゴーストライダー、マッドマックス
音楽:KISS、エアロスミス、イーグルス、ダリル・ホール&ジョン・オーツ、ディープパープル、ジャーニーなどの70'〜80'ロック
人物:27歳の時、ファットボーイに乗り、外苑東通りを颯爽と駆け抜ける女性を見た。その姿があまりにカッコ良く、そこからハーレーに憧れた。
★ 2 ★
バイクに乗っててうれしかったというより、このバイクに乗れる人生を送れていることが一番うれしい。
★ 3 ★
その時は「最悪!」って思っても、無事に帰宅出来れば全てがいい思い出になるので、強いて言えば……今のバイクに乗るまでにハーレーを何台も乗り継いだことくらいかな?
★ ★ ★
小高さんの地元に着き、ロケハンを済ませてコンビニで待っていると、茶色いダウンを着た男が1リッターの紙パック緑茶をストローでチューチュー飲みながら広い駐車場をウロウロしていた。
俺にとって1リッターの紙パック飲み物と言えば牛乳で、家の冷蔵庫に入っていて家族全員用で、コップで飲むという暗黙の了解があり、最後まで飲み切るぞって覚悟がある時だけ直接ガブ飲みしてもいいものだったので、三陸の田舎から上京して、電車の中で紙パックのジュースをストローでグイグイ飲んでる部活帰りっぽい高校生を見た時は「外で!? しかもそれ全部お前のなんだ!?」ってそこそこ衝撃的だった。
茶色いダウンを着た男は、ウロウロしたところで別に景色が変わるでもない駐車場の中を相変わらず転々としている。
飲み切んねーだろー。やっぱりね。
男が紙パックを持ったまま白い軽自動車に乗り込んで去ってから5分くらい経った頃、小高さんがやって来た。
小高さんは右手の人差し指と左手の薬指にどくろの指輪をしている。
ってのは小高さんがコンビニに来て、いやいやいやいや。どうも。ザス。かなんか言いながら握手した時から見えてたけど、しばらく指輪と全然関係ない話をした後、そういや小高さんはどんなお仕事をされてるんですか? 「歯科技工士です。入れ歯を作ったり……あ。これも俺が作ったんですよ」 え〜っ!? こんなん自分で作れちゃうんですかい!……という流れから改めてじっくり見た。
細かっ。
どくろがタバコ吸ってたり、芸、細かっ!
小高さんは自分の職人技を活かし、オリジナルのシルバーリングを手に入れた。
指輪を作る。
その工程は全く想像出来ない。
つか俺は結婚指輪以外の指輪をつけたことがない。
でも自分で指輪作れたらなんか考えたかも。
指1本の自由が効かなくなるけど、中指と同じ長さのマッコウクジラの指輪とか。
指3本の自由が効かなくなるけど、人差し指と中指と薬指の2倍の長さで先が爪のカタチになってるウルヴァリン指輪とか。
なんか無性に物が作りたいというか、「ハイ! 先生!」みたいな感じで習いたくなった。
そうだ。
手っ取り早く嫁さんに料理を習おう。
と、小高さんに会った5日後の土曜日、嫁さんにメンチカツ教室を開いてもらったんだけど、ボールに入れたひき肉を10回くらいこねただけで末端冷え性がMAXまで増幅したのでリタイヤしました。
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