五十嵐 嘉 & TRIUMPH BONNEVILLE T140E(2010 1219) |
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
昔の会社の先輩がSRに乗っていて、その写真を見せてもらったことが初めて「バイク」というものを意識するようになったきっかけ。
海沿いのCAFE(TARO’S)で撮影した写真だったと思うけれど「バイクってキレイなんだなぁ」と思った。
それから免許にたどり着くまで数年かかったけれど、頭の片隅に残った写真は今でもなんとなく覚えている。
もしもあの1枚の写真を見ていなかったら、今乗っていないかも。
★ 2 ★
初めてのツーリングで、全身ガチガチに緊張しながら走り(しかも途中コケた)富士山周辺のまっすぐな道にさしかかった時、初めて少し余裕ができたのか、バイクの音とか空気や景色にめちゃくちゃ感動した。
あとは、バイクをきっかけに多くの良い出会いに恵まれたこと。
これは本当に嬉しいことだし、ありがたいこと。
★ 3 ★
最大の失敗がありすぎるけれど……。
初めてバイク(エストレヤ)を買った翌日、家の庭で両面倒す。
サイドカバーが凹み、あまりのショックに号泣するものの「練習しないと」と焦っていたもので、そのまま近所をハザードつけたまま走行(本当迷惑な話)
帰宅後、ひたすらチカチカするバイクを見て「電装系が壊れたんだ……」とさらにショックを受ける。
翌日、会社の人に話すと「ハザードがついてるだけじゃ?」と言われ、勘違いに気づく。
それまで教習車しか知らず、教習車は常に何かしらライトが点滅していたので、何が正しいのかよくわかっていなかった。
エストレヤに乗っていた時、神奈川→三重→名古屋→長野のルートで長野が目的地のイベントに向かう中、目的地が超山奥(だったと思う)& 台風直撃 & 視界困難な真っ白な世界(霧)& 砂利道に延々続く峠道……。
これは怖かった……。
親切なライダーさんと途中合流できたため、なんとか目的地にたどりついたけど、1人だったら多分着いてなかったと思う。
昨年、譲ってもらったトラを直してもらい車検も取り、初めての遠出となった乗り出し3日目のこと。
全然トラに慣れていない中、汗だくの渋滞すり抜け2時間→やっとの高速→走って数分→爆音とともに停止→エンジン焼きつき→半年入院。
この時も偶然バイク乗りの友人が通りかかり、その友人が戻ってクルマで引き上げてくれました。
その焼きつきから復活して乗り出してすぐに湾岸線のトンネル内で止まる。
しかもありえないことにガス欠だった。
この時は、クルマとの距離も近いし、暗いし、本当に恐怖を感じた。
今までで一番かも。
そしてこの時もまた相方君の迅速な対応でなんとかなりました……。
まだまだ出てくるところだけど、すぐに思い出したのがこの4件。
ただ、これらの最悪なトラブルも、今まで何度となく人に救われてきた話につながるので、結果としては良い話なのかも……。
本当に感謝してもしきれないです。
★ ★ ★
締め切り。
支払い。
車検。
世の中にはいろんなものが控えている。
結婚式。
これも人生の中で1回(個人差あり)は控えているものだ。
撮影が終わってから、五十嵐さんがつぶやいた。
「来月結婚するんです」
なんと。
それを先に言ってくれよ。
それを先に言ってくれたら可愛い娘を送り出す父親の気持ちになって涙ながらに撮ったのに。
「五十嵐」はもう少しで旧姓になる。
結婚式は16日の日曜日(大相撲初場所的には中日)
「おめでとう」以外の言葉はナッシング。