吉川"ちゃ〜り〜"弘一 & HONDA CB750F(2010 1008) |
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
中学生の時、帰省途中に田舎のドライブインで見た青いCB750FZ!!!!
イナズマが走った。
そしてその夏、田舎のあぜ道で叔父のCB125を運転させてもらい、その振動、音、スピードにもう、イッテしまった。
あの夏以来、CB-Fの虜。
★ 2 ★
初めてのバイクが納車された日。
限定解除した瞬間。
地平線しか見えない道を、来る日も来る日も走った時。
砂漠を走破した瞬間。
★ 3 ★
土砂降りの雨の夜中に北陸自動車道を走行中、轟音と共にエンジンを内部パーツが突き破った!
バイクはロックしてスリップ急停車。
無惨に破れたエンジンから滝のように溢れ出るオイルが焼けて、凄まじい白煙がバイクと俺をつつんだ。
エンジンは当然、ジ・エンド。
結局、雨の夜中の高速道路を何キロも押した。
大晦日の夜中、まだ頭金しか払っていないCB1100Fを盗まれた。
気付いたのは元旦の朝。
数日後、警察からバイクが見つかったという知らせがあったので、喜んで引き取りに行ったら、見るも無惨な原型をとどめないくらいの改造と転倒痕……。
エンジンもオーバーレブ。
元に戻すまで約10年、約100万円かかった。
★ ★ ★
数10分前。
この撮影のため、まさに「今から行くか」ってナナハンを発進させた直後の出来事だった。
まさかの接触事故。
相手がいた。
もう1台の愛機CB1100F。
つまり事故現場はちゃ〜り〜さんちである。
ナナハンが1100にかすかに接触。
わちゃーーーっ!
つっても自分はナナハンにまたがってるし、一瞬でバイクから降りてスタンドかけて反対側に回って1100を受け止める……なんてことはプリンセス・テンコーくらいしか出来ないミラクルなわけで、ちゃ〜り〜さんは無抵抗に倒れてゆく1100を見ながら「ンなアホな!」と叫ぶしかなかったのである(セリフは想像)
あー、こっちっすこっちっす。
って流れでまず、来るやいなやのちゃ〜り〜さんを道ばたで撮る。
ホントの道ばた。
片側2車線の左車線。
己のスピードの出せなさっぷりを自覚して道路の端っこの端っこをおそるおそるカブ等で走っているお爺さん等が現れたりすると邪魔になっちゃうのでサクサク撮った後で、起きたてホヤホヤの事故の話を聞いた。
「ここがちょっとゆがんでるでしょ?」
ナナハンのシートカウル界隈。
「ま、これはなんとでも直るんですけど1100が結構……」
言われてみると。
心なしか。
キモチ。
ちゃ〜り〜さんはブルーだった気がする。
でも、神社の裏で蚊に刺されまくりながら撮影を続行しつつくっちゃべっているうちにFの虜ぶりが全開になってきて、その旅人ぶりも明らかになった。
ギター1本抱えて自分でライヴハウスをブッキングしながら北海道から沖縄まで、全国各地を回ったり。
CBで。
そこもCBなのかと。
1人でオーストラリアに渡って砂漠にアタックしたり。
そこはCBじゃないけど。
この記事更新前も、夏休みでもなんでもないタイミングで「1週間、キャンプツーリング行ってました」つって音信不通だったり。
バイク歴28年中、24年間ずーっとFに乗り続け、でもっていろんな目に遭い続けているちゃ〜り〜さんは心も体も相当タフなのだ。
CB750タフ。
ダメこれ?
まあ今回の接触事故(単独公演)も、言っちゃえば旅の1コマ。
きっともうネタにしていることでしょう。
ちゃ〜り〜さんはいくつもバンドをやっとります。
1996年結成以来、ひたすら精力的に活動中の『ママヘッド』ではボーカル&ギターを担当。
http://www.geocities.jp/m_a_m_a_h_e_a_d/
でもって究極のトリビュートバンド『QUEENESS』ではギターを弾いとります。
http://queeness.blog16.fc2.com/