高山 和也 & Lambretta X200 Special(2010 0103) |
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
元々は、ファッションからの影響が主でしたが、今はそれも違いますね。
単なる腐れ縁ってヤツでして。
★ 2 ★
いつだって気分は上々ですよ。
★ 3 ★
ないッスよ!
言ったでしょ?
『いつでも気分は最高』だって。
★ ★ ★
去年の11月。
Lambretta 今井君(VOL.13を見てね)の写真を撮り終えてくっちゃべっていると、不意にその名前が出たのであった。
「サバオってヤツがいるんですけど……」
都内のオールナイトイベントが終わる頃、横須賀からLambrettaでやって来たと思ったら30分くらい遊んですぐに帰っていく。
なんだかそんなことばっかやっている男らしい。
しかし今井君は、その名の由来はおろか本名すら知らないという。
これは未だ見ぬ強豪かもしれない。
いにしえの、土曜8時の全日本プロレスの次期シリーズ予告で、初来日だけど映像がない外人レスラーは、モノクロ写真1枚に「白い悪魔」みたいなキャッチコピーのみでの紹介だったりしたのだが、それはそれで未だ見ぬ強豪感があり、妄想ふくらむ演出だった。
そして、今井君と会って以来、僕の中でふくらんだサバオ妄想に答えを出す日が唐突にやって来た、それも正月に。
嫁さんの実家の近くの銭湯の朝風呂に入って新年会の酒を抜き、昼から大学ラグビー選手権の準決勝を観ながらビールを飲む。
これだけは何があっても譲らないつもりで、2日の昼。
風呂上がりに携帯を見ると、サバオ君からメールが入っていた。
「明日1日空いているのですが、いかがでしょう?」
忙しくてなかなか捕まらないサバオ君を撮るチャンス略してサバチャンが降って沸いたのである。
当然「よろしくお願いしゃ〜す」と即答。
海バックで撮りまショッカー、キーッ、なんつって横須賀からほど近い、逗子・葉山あたりで待ち合わせることになった。
調べると、葉山に駅はなかった。
逗子(以下:ズシ!)まで電車で行って海沿いを歩こう。
横浜から横須賀線に乗り、戸塚あたりで箱根駅伝(の選手を応援する街道沿いの群衆)と遭遇しつつ到着。
ズシ!
ザス!
買い食いしながら散歩、いやロケハンする。
海 & 都内からなら昼過ぎに出ても暗くなる前には戻れるそこそこの距離。
このあたりは走り初めの人気スポットなんだろう。
葉山マリーナ前の坂道を降りたところのバス停で行き交うバイクを眺めていると、サバオ君がやって来た。
タイトな革のコートにでっかいペイズリー柄の末広がりなパンツ。
夏はどんなカッコで乗ってるんだろう?
白いTシャツにGパンとか有り得ないな、この男は。
と、勝手に想像しながら、休港のため出入り自由になっている駐車場へ。
このブログを始めてから何台かランブレッタを撮ってきたけど、どのラミィ(ってサバオ君のメールに書いてあったんで言ってみた)もカラーリングが抜群にいい。
サバオ号は、緑茶のようなグリーン & おとそを飲む時に使う漆塗りの盃みたいなオレンジ。
製作者である『ランブレッタビリティ』の野田さんとサバオ君がモメにモメて(想像)たどりついたサバオリジナル or サバオンリーなカラーリング。
こら〜「負けてらんねえ」ってなるわなあ。
カラーでお見せ出来ないのが残念である。
つってもモノクロでしか撮ってないんだけど。
潮風が心地いい。
ってのは正月の場合、3分くらいなもんである。
ってことを身をもって知らされて撤収。
お別れだ。
でもちょっと楽しみだ。
帰りはサバオ君が駅まで送ってくれることになっているから。
僕が電車で行くと聞いたサバオ君は、駅まで僕を送る用のヘルメットを持ってきてくれたのである。
そういえばサバオ君を紹介してくれた今井君にも送ってもらったなあ。
今井君はまるで彼女を乗せてるかのごとくにジェントルだったなあ。
と思う間もなくサバオ君は開〜ける開ける。
そのパンタロン並みなワイドオープンぶりに僕は少々恐怖を感じながら駅に着いたのであった。
少々恐怖を感じ初め。
ズシ!