境 敦哉 & YAMAHA RZ250R(2010 1022) |
Q2:「バイクってサイコー!」って思った時。
Q3:史上最悪の出来事は?
★ 1 ★
小5の時に、4つ年上の兄貴が読み始めた『月刊オートバイ』
特にランディ・マモラとエディ・ローソンが好きだった。
クラスのみんなはアニメのキャラクターのものを持っているのに、1人だけ世界GPの切り抜きをファイルしてた。
単車に乗ると決めたのは、親父が乗ってたXS250SPの後ろに乗った時。
確か中3。
親父の背中はデカかった!
高校卒業してすぐ免許を取り、バイトで貯めた金でビラーゴ250を新車で買った。
後にも先にも新車はこれだけ。
ちょうどその頃XSがくたびれたらしく、親父も同じタイミングでエリミネーター250SEを買った。
後でおふくろから「アンタがバイク買うから、新しいバイクでアンタと同じ気持ちで走るんだって」って聞いて、シビレましたね。
&
片岡義男のバイク小説。
★ 2 ★
今年のことですが、トライアンフで下北沢のライブハウスに向かう途中、信号待ちでトラ4〜5台と遭遇。
最後に通り過ぎた1台が、サイコーの笑顔でグーサインしてくれた時。
無意識にVサインを返してました。
新しいバイクに初めて乗る時。
「こんぐらいのトルクで、排気音はこんな感じで」……って頭の中でさんざんイメージして、エンジンかけて、またいで。
そんで走り始めたら自分のイメージを余裕で超えた時。
もしくは思いっきり裏切られて「アリだな〜!」って思ったらサイコーです!
★ 3 ★
22〜23歳の頃、それまで乗ってたGB400TT MK‐2を後輩に売って、一目惚れしたBSA A-10を買った。
でも乗り始めたら30分おきにエンジンが止まり、GBで1時間ちょいだった場所に行くのに3時間半も掛かった。
ローン組んでこれかよ!
どうしよう……。
でした。
&
バイク運転中に寝る自分。
★ ★ ★
ライヴの直前まで無邪気にバイクの話をし続けるバンドマンがいるという噂を耳にした。
ライヴ直前にバイク談義。
これは白鵬が結びの一番の前にチェスについて熱弁を振るうようなものだろう。
白鵬的には有り得ない。
でもこのバンドマン的には、具体的には『ロデオキャブレター』のドラマー・境君的には全然有り得るみたいなのである。
境君にメールをすると「どれがいいでしょう?」と3台のバイクの名前が並んで、かつ何かが添付された返信がきたのだが、僕は「あ。写真だ」と思った瞬間に見るのをやめた。
当ブログの撮影で初めて会うナイスガイの場合、顔もバイクも撮影の時まで見ないようにしているのである。
そっちのほうが興奮するじゃん。
そっちのほうがキラキラしますよ、流れる時間が。
みっちり予習するのと予習ゼロとじゃ、会った瞬間の盛り上がりが違うわけですよ、基本俺サイドの盛り上がりだけど。
ということで、境君が添付してくれたであろう写真はスルーして「バイクはオマカセします」と返事をした。
「オマカセ」つっといて実は心の中では「アレで来てくれないかな〜」という1台があった。
でも「オマカセしたらどのバイクで来るか」ってのも、基本俺サイドの盛り上がりに関わるお楽しみなので、そっちを優先したのである。
アレで来てくれないかなあ。
僕の気持ちを見透かしたかのように境君はRZでやってきた。
なかなか見透す男である。
さらに、境君が住む街と僕の住む街は東京を挟んで結構な距離があるので「出来れば東京になんか用事がある時にどこかで……」というコソクな考えを抱いていたのだが、境君はそこも見透かしていて、ライヴ&朝までの打ち上げ明けでほとんど寝てないにも関わらず東京での撮影をセッティングしてくれた。
これは相当見透かす男である。
通称:ミスカシスト。
つの?
つわないか。
フレームから1人で組み上げる。
って作業。
僕はやったことないしまず出来ないけども、そこにどれだけの愛情が沸き上がるのかは想像できる。
そら、可愛いわな。
そら、自慢の我が子だわな。
そら、ライヴの直前まで無邪気にバイクの話もするわな。
要は、出番の1分前までバイクの話をしていようが「いくぜ」ってなったら、1回完全にすっからかんな状態に戻って、すぐにイメージという心のエンジンを載せ換えられる……そんな瞬発力があればいいんじゃん。
全然有り得る。
よって境君には、今後もライヴの直前まで無邪気にバイクの話をすることを許可します(前のめりに)
『ロデオキャブレター』の活動休止前ラストライヴは11月26日!
http://www.therodeocarburettor.com/
でもって境君のブログ『NOW!ON TIMEで〜!!』は下記!
http://ameblo.jp/19756949/